お米の栽培技術
弥生(やよい)時代
ほぼ弥生時代には日本に米作りが定着してきたけれど、
その時代の遺跡からは焼米や木製の鍬(くわ)やすきなどの
農耕機具が出土していることからもわかるよ。
古墳時代(4世紀~6世紀)になると
天皇の命で灌漑(かんがい)用水や堤防が築かれ、
鉄製の農機具が作られたりして、お米は日本人にとって
とても大切なものになってきたんだ。
鎌倉(かまくら)時代
精米や灌漑(かんがい)に水車が使われたり、
二毛作(にもうさく)もはじめられたんだ。
また、冷害や虫の害を防ぐために早生・中生・晩生と
時期をずらして栽培されているよ。
江戸時代
江戸幕府の重要な財源となり、
8代将軍徳川吉宗(よしむね)の「享保の改革」で
格段に生産量が増えたんだけど、
その結果お米の値段が下がり、
農民や武士の生活は困ってしいまい、
これが農民一揆の原因ともなったんだ。
お米にもいろいろな時代があったんだね。
明治時代~
明治時代以降は、近代的な農業技術を積極的に取り入れ、
お米の生産量は大きく伸びて、
豊かな生活が送られるようになったんだよ。