うつくしま、ふくしま米情報センター

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会津コシヒカリの「ホタルの舞う里」
北海道へ販促活動に出向き新米をPR

2016年1月25日
 極上の会津コシヒカリ「ホタルの舞う里」(特別栽培米)に取り組むJAあいづ北会津銘柄米生産部会(奈良橋渉部会長)。全量全袋検査による安全・安心の担保に加え“美味しさ追求”の米づくりを目指すほか、JA全農福島・JAあいづ等と連携して顔の見える売り込み=販売促進にも力を入れる。
 昨年10月20~21日には北海道へ販促活動に出向いた。自分たちが丹精込めて栽培し、登熟期の低温と日照不足等で収量減となったものの高品質(1等米比率99.5%)に仕上がった北会津特別栽培コシヒカリの新米をPRした。
 平成27年産の北会津コシヒカリは、65名の会員が217ヘクタールの栽培面積で取り組み、JAあいづは約2万9000袋(30キロ。特別栽培米出荷としては約6000袋)取り扱う。26年産米に続き北海道、関東、関西、九州エリアへ販売する。
 北会津特別栽培米コシヒカリを取り扱う(株)ほくべい(北海道北見市)は、「食味・品質ともに良好」と評価し米穀小売店メインに商品提案する。北見市などを含む道東地区は主食用米の作付けがほとんどなく、大半は地域外から仕入れる。水産業も盛んな土地柄で、漁師から「米は美味しい銘柄を食べたい」との欲求が強く、しかも目の肥えた消費者が多いといわれる。
 視察に訪れた2店舗の米穀店主によれば、「会津米の魅力の一つである品質レベルは魚沼コシヒカリに全く引けを取っていない。逆にここ数年の品質は上回っている」との評価だった。「ホタルの舞う里」のパッケージは和紙を使っているため高級感イメージが受け入れられている。ただ2店舗ともに「少子高齢化の影響でコメ自体の消費減少が進み、『ホタルの舞う里』を主に贈答用として活用することで数量等を維持している」とも語っていた。
 平成26年4月、「会津人が胸を張って美味しいといえる食材を旬の時期に味わってほしい」との願いから食の一大イベント「あいづ食の陣」を旗揚げし、昨年の秋(10~12月)シーズンには会津コシヒカリ「ホタルの舞う里」が参加して「会津米のすごさ!」をPRした。

川崎フロンターレサポーター40名が参加したJA会津みどりの稲刈り体験交流会(9月27日) 川崎フロンターレサポーター40名が参加したJA会津みどりの稲刈り体験交流会(9月27日)
「あいづ食の陣」で「会津米のすごさ!」を熱く語る奈良橋渉部会長 目の肥えた北見市の消費者にも人気の会津コシヒカリ「ホタルの舞う里」

2キロ袋の会津産コシヒカリ・ひとめぼれを販売
北見市内の米穀店で取り扱われる会津コシヒカリ