「天のつぶ」新米イベントで売り込みに拍車
「JAそうま天のつぶブランド協議会」
2016年1月22日 |
「天のつぶ」のブランド化を進めるJAそうま。県やJA全農福島等と連携して生産振興・販売拡大を計画、これまでさまざま施策を講じ、売り込みに力を入れる。ブランドコンセプトに基づき、味の魅力や風土、地域の食材との組み合わせなど“そうまならではの美味しさ”を発信するため、JAそうま天のつぶブランド協議会(濱田賢次会長)をこのほど設立。ブランド育成を牽引する活動を行っている。天のつぶは、同JA管内で作付けして5年目。「粒が大きくコシヒカリに比べ短稈、倒伏しにくい。栽培しやすく収量が安定している」等の品種特性から「東日本大震災復興の米=そうまの恵・次代へつなぐ」と位置づけ、戦略作目として期待が大きい。
「JAそうま産天のつぶの美味しさをぜひ味わって下さい。お米すべてを検査し安全が確認された米しか出荷していません。安心して召し上がって頂き、これを機会にコシヒカリに匹敵する美味しさの『JAそうま産天のつぶ』の名前を覚えて下さい」――同JAの星保武専務、佐藤保彦稲作部会長、堀内義幸副部会長らが先頭に立ち昨年11月21日、都内のイトーヨーカドー葛西店で開かれた「天のつぶ新米発表会」で来店客にこう呼びかけた。これは一昨年に続いて2回目の企画となる。
「粒揃いが良く光沢もあり、しっかりとした食感もある」という天のつぶ。同JAは、作付け拡大に力を入れながらさまざまなイベント(昨年11月8日の都内・杉並区の「すぎなみフェスタ2015」)にブースを設け売り込んでいる。販促効果もあり、天のつぶを継続して取り扱う卸・実需者(外食企業等)も広がってきた。 さらに同JAは一昨年、双葉郡浪江町の(株)鈴木酒造店(山形県内で営業再開)の協力を得て同JA管内の天のつぶ100%を使った特別純米酒「天のつぶ」を作り、昨年1月から発売し、「震災復興のシンボル酒」としてPR。加工品(天のつぶせんべい)開発にも取り組み、また、天のつぶを使った調理例・料理メニューを提案しながら需要を底上げしている。
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天のつぶのほ場にて米袋を手にPRするJAそうまの佐藤保彦稲作部会長 |
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天のつぶ(3合)をプレゼント |
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新米発表会でコシヒカリに匹敵する美味しさの「JAそうま産天のつぶ」をアピール(昨年11月21日) |
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