JAしらかわが稲刈り体験交流を開催
2015年11月6日 |
環境保全型農業に取り組んでいるJAしらかわ(薄井惣吉代表理事組合長、本店・白河市)の青年連盟と白河商工会議所青年部は9月20日、農商工連携事業「小さな種、蒔いて大きな夢」を白河市の東地区で開催した。
SNSで募集した田んぼのオーナーを招き、農業(田植え・稲刈りなど)体験を通じ、白河地域の魅力の発信と農産物などへの風評被害を払拭することが目的。今回は、稲刈りと梨の収穫体験が主な内容で、首都圏から43人、地元から4人の消費者が参加した。稲刈りが行われた場所は、5月24日に同じ参加者が田植えを行った酒造好適米「五百万石」のほ場。稲を刈り取り麻紐で束ねて干す「稲木干し」の作業を体験した。
参加者は、持参した長靴などでほ場に入り、稲刈り鎌を使い、ていねいに手刈りで稲を刈り取った。そして、自分たちで植えた小さな苗が、約5ヶ月後に立派な稲穂となったことへの喜びをかみしめた。
昼食は、地元産野菜と肉を使ったバーベキューや「流しラーメン」、餅つき大会など多彩な味覚を楽しんだ。次回のイベントでは、地元の有賀酒造の協力を得て、収穫した米を使った日本酒造りの仕込みに挑戦する。また、翌年3月上旬には新酒のお披露目会を開催。
薄井組合長は、「この事業は今年で3年目。震災から4年が経過し、当初は風評被害があったが、少しずつ元の姿に戻っている。今年は幸いにして自然災害などもなく、米は高品質で良食味に仕上がっている」と話している。
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あいさつをする薄井惣吉JAしらかわ組合長 |
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田んぼのオーナーの記念写真 |
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農業体験を通じて白河地域の魅力を発信 |
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米をはじめ農産物の風評被害を払拭することが目的 |
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もちつき大会や地元産肉・野菜のバーベキューで楽しんだ |
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