うつくしま、ふくしま米情報センター

ふくしま米需要拡大推進協議会は2021年5月をもって組織統合に伴い解散いたしました。このことにより「うつくしま、ふくしま米情報センターホームページ」も閉鎖しましたが、「福島県の米」に関する過去記事のみを残して公開しております。

“泥んこ田植えはとても楽しい!”
スーパーいなげやの消費者が福島特栽米コシヒカリのふる里に

2015年7月3日
 JAみちのく安達管内の安達郡大玉村大山地区の田んぼに、伸び伸びとした元気な声が響いた。田んぼの土の感触に興奮しながら苗を植えていく親子――。晴天に恵まれた5月16日、首都圏から親子10組40名あまりの消費者グループが秀峰安達太良山の麓の田んぼにやって来た。
 県のほぼ中央の二本松市、本宮市、大玉村をエリアとする同JAは、古くから福島米を代表する食味ランキング「特A」評価の常連産地として知られる。山麓から湧き出る水と、南北に流れる清流・阿武隈川に恵まれ、寒暖の差が大きい自然条件等が、極上のおいしい米を生み出す。
 首都圏137店舗でプライベートブランド「食卓応援・特別栽培米福島コシヒカリ」(同JA管内を産地指定)を取り扱う中堅食品スーパーいなげや。各店舗では、福島米の販促キャンペーンを展開。抽選で消費者を田植えツアーに招待した。平成18年から始まったこのツアーは毎回好評で、産地との絆を深めている。同JAも顔の見える結び付きを大切に、福島米ファンを育てる企画に工夫を凝らす。
 体験交流の田んぼに入った参加者は、泥の足を取られながらも慎重にコシヒカリの苗を植えた。埼玉県から来たお母さんは、「子供がとても楽しみにしていた」と楽しそうだった。横浜市から来た親子4人組みは、じゃんけん大会で米2キロをもって大喜びした。


JAみちのく安達の田植えツアーの参加者を迎える看板 食品スーパーいなげやの消費者による田植え。
(首都圏から10組40名がやってきた)


田植え機にも同乗した 参加者全員で記念撮影