福島県とJAグループ福島は、昨秋の新米期から一体となってさまざまなイベントや販促プロモーションを仕掛け、ふくしま米PRに乗り出している。さらに県内JAでは、「極上のふくしま米」づくりで風評被害を払拭し、「美味しいふくしま米」を食卓に届ける取り組みが進む。
ふくしま米キャンペーン
沖縄県限定のキャンペーン、1月中旬に好評裡に終了
福島県の内堀雅雄知事と大橋信夫福島五連会長はトップセールスで全国を飛び回る。さらに、1月28日からは関東エリアと県内で天のつぶテレビCMがオンエアされ、“美味しさ”を発信している。内堀知事はCM発表会で、「復興に向けた力強い歩みをさらに全国に届くように発信していく。しっかり食べて頂き、福島に来て、見てもらえる。そういう1年にしていきたい」と語っていた。 一方、ふくしま米の販売回復に兆しが見え始めている。ふくしま米との結び付きが古くかつ太い沖縄県では、沖縄食糧(株)がJA全農福島と協力して、昨年10月から1月中旬まで「あがらんしょ福島!キャンペーン」(同県内限定)を展開、大きな成功を収めた。同県内では風評被害が収束しつつあるという。2月2日にその抽選会があった。応募総口数(シール1枚が1口)4万5364口の中から、福島旅行40名、おいしい福島グルメコース250名の当選者を決めた。また、昨年12月以降から北海道内の一部の量販店等でも福島米を取り扱うケースが出てきた。
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沖縄県での福島米キャンペーンの抽選会=2月2日(沖縄食糧の竹内聡社長と(左)大橋会長(右)) |
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昨年12月から北海道内のスーパーにも福島米が並び始めた |
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