うつくしま、ふくしま米情報センター

ふくしま米需要拡大推進協議会は2021年5月をもって組織統合に伴い解散いたしました。このことにより「うつくしま、ふくしま米情報センターホームページ」も閉鎖しましたが、「福島県の米」に関する過去記事のみを残して公開しております。

会津産コシヒカリが食味ランキング「特A」返り咲き
JA会津みどりは「美味しいお米コンクール」開催

2014年3月13日
 会津産コシヒカリは、平成24年産の(財)日本穀物検定協会の食味ランキングで「A」に格下げになったものの、25年産米では「特A」返り咲いた。
 JA会津みどりの場合、25年産で「特Aプロジェクトチーム」を立ち上げ、水管理・病害防除・適期刈り取りの啓発を行い、1等米比率も過去10年間でベスト3に入る95.3%になるなどの成果を挙げていた。同JAの長谷川正市組合長は「風評被害払拭のためにも食味ランキング『特A』獲得が必要だった。会津コシヒカリは、大手コンビニなどから高く評価されているので、今後も『特A』を維持していきたい」と話している。
 また、JA会津みどりでは、「第1回美味しいお米コンクール」を開催し、2月26日に表彰式を行っている。これは、24年産の会津産コシヒカリ「A」格下げに加え、ここ2~3年は1等米比率が低下ぎみだったことを受け、産米全体の品質向上を図ることを目的としたもの。
 管内の中で、食味が良好とされるほ場30ヶ所を選び、これに「実証ほ場」の意味合いも持たせ、他の生産者にもアピール。収穫後、1次審査で機械による食味分析、2次審査で食味官能試験を行い、最優秀賞4点(コシヒカリ3点、ひとめぼれ1点)、優秀賞6点を決定。2月26日の「平成25年産米総合検討会」の中で表彰式を行った。
 JAでは、26年産米のコンクールについてはオープン参加方式として、さらなる品質向上を図ることを考えている。

「美味しいお米コンクール」の出品ほ場。左は長谷川組合長、右は高畑専務

25年産米総合検討会(表彰式)

JA会津みどり「美味しいお米コンクール」最優秀賞の長谷川成志さん(左)

JA会津みどり「美味しいお米コンクール」最優秀賞の林出豊信さん(左)