東京都の白井米店(東京都調布市)は、以前から会津コシヒカリ・ひとめぼれなどの福島米を取り扱っている。一般家庭用のほか、飲食店むけのブレンド用としても重宝している。
同店の白井貞男さん(41)は、郡山市の大学に通っていたために福島県とは馴染みが深い。東日本大震災後の3月下旬には、灯油などの支援物資を持って被災地に駆けつけた。また、同店は福島県の「がんばろう、ふくしま!」の応援店舗にも登録されている。
23年産の福島米が入荷したのは10月下旬のこと。10月28日から会津コシヒカリの販売をやっとスタートさせることができた。
福島県産の新米には、すでに注文が入っている。地元の会社へ、福島米700キロ(5キロ袋・140袋)を届けることになっている。
その会社は、福島県の支援のために社員からの福島米の注文を取りまとめ、白井米店に発注をしてきた。同社はこれだけではなく、大震災直後、無洗米1トンを被災地に送っている。大震災後の一時的なコメ不足の中、白井米店は無洗米1トンを手当てして、この支援活動を手伝った。
「福島米は食味がよく、若い層にも人気がある。これからも販売に力を入れていきたい」と白井さんは話している。 |
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