「とろっぺ会」(中薮浩治会長)は、福島米を取り扱う大阪(14店)・奈良(1店)・和歌山(1店)の16店舗の米穀小売店でグループ(事務局は津田物産グループの卸・ライスフレンド(株))。
同会は約8年前に結成され、JA会津みどり管内の米を産地指定し、会津坂下町産のコシヒカリ、会津美里町産の特別栽培米のコシヒカリ・ひとめぼれ、昭和村産ひとめぼれなどを取り扱っている。「とろっぺ会」会員の大阪・堺市のふるはし米店(堺市北区、古橋一仁代表)は、会津坂下町産コシヒカリと昭和村産ひとめぼれを取り扱っている。
「当店の主力銘柄は福島米と新潟コシヒカリ。大阪の消費者にとって東北の福島県は馴染みの薄い地域だが、福島米の販売は安定している。若い人から年配の人まで、固定ファンの層は幅広い」と古橋代表。会津坂下町産コシヒカリは「会津の匠」の名称で、昭和村産ひとめぼれは「とろっぺ会のひとめぼれ」で販売されている。
古橋代表自身も数回、会津を訪問し、今年の5月17日には、会津美里町で田植え作業を体験した。
「大阪の消費者は軟らかくてもっちりしたコメが好み。福島米はまさにそうで、大阪の消費者に嗜好に合っている。これからもしっかりと販売していきたい」と古橋代表は話している。 |
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